第1回定例議会 代表質問
平成13年2月28日(水)

(荒木ひでき区議)

 ネット無所属連合を代表して 質問通告基づき質問をさせて頂きます。質問項目と致しましては
@職員の資質について
A商業振興について
B防災問題について
C大田文化の森について
の以上4点であります。行政側の心こもった誠意ある回答を望むものであります。

 

1)職員の資質について

 職員の資質について質問をいたします。ある事例を紹介します。最初にお断りしておきますが私はこの事例で個人を責めるつもりはありません。あくまでも行政全体の問題とし、捉えて頂きたいと思います。 先日、高校3年の女子生徒をもつ母親が娘の大学進学のために奨学金の申込みをしようとして、娘が学校から大事に持ちかえって来た成績証明書や、内申書の入った「緘」と判の押してある密封した大事な書類を持って、ドキドキしながら大田区の窓口に行きました。自宅を出てから窓口に行くまでの間、「落としたらどうしよう」と、娘の将来を決める書類を何度も、何度も確認したそうです。その気持ち私には痛いほどわかります。親の愛情胸がいっぱいになります。

 恐る恐る窓口の職員に「よろしくお願いします」と、大事な書類の入った封筒を差し出すと、その職員はいきなり封筒の口をビリビリと手で破り中の書類を取り出し、計算機で計算をして「成績が足りないからダメです」と、その場で帰されたそうです。大田区の対応に対してカンカンに怒っている母親にこの話を、お聞きした時思わず「嘘でしょ」と、叫んでいました。嘘でない証拠にと、この封筒を叩きつけられました。それが、この封筒です。

 私は今まで、区職員個人の資質の問題で質問をした事はありません。それは、誤解をされるかもしれませんが、私個人がズボラな性格で、職員の方がネクタイをしてなくても、トレーナーで仕事をしていても、ズボンの外にワイシャツが出ていても、言葉使いが荒っぽくても基本的に区民の方に対する温かい思いやりがあればそれでいいのだと言う考え方からです。たぶん今回窓口の方は本当に何気なく、深い意味もなく、いつもの感じで、ごく当たり前に書類が揃っているか確かめようと、目の前で、手で破いて区民の方の大事な封筒を開けてしまったのだと思っていますが、私は思いやりの欠片もないと思われても、しかたのないこの職員の行為は断じて許しがたいと考えます。あなたは封筒の口をビリビリと、破るのと同時に1人の区民の方の心も破いてしまったのです。娘には絶対に言えないと申しております。

 拝読させて頂いた、西野区長の名著「東京が変わる自治が変わる」p137の中にこのような文章があります。(住民対応はその時その時が勝負)行政評価は難しい。各地方自治体で様々な取り組み事例がありますが、住民にどのように自分達の仕事や成果を示したらよいのか、どこでも悩んでます。建物(施設)の評価の場合は活用の実績など時間がかかるものもあります。しかし福祉対策などで、一対一で区民に対応しているときなどは、その時その時が評価の対象です。窓口対応などもそうです。まさにその場その場が勝負です。常に職員には、あなたが区役所の代表、区役所の顔、その思いで接遇してくださいと言っています。あの職員は不親切でけしからん、区役所の職員は新聞ばかり読んで区民の要望に応えてくれなかった。そんな反響はすぐ表れるものです。今まで行政は事にあたって言い訳はしないただ真1文字に突き進む傾向があったと思います。大田区は宣伝や広く納得を得るべき説明が下手でした。取り組んでいる実績。やっていることはかなり質的に高いと思うのです。しかし、もう少し声高に自分達の目指しているものや、費やした努力をPRして区民にお知らせをするべき時だと感じています。P220では、1人の人が改革を外に求めず内に求める事によって自ずと外が変わります。区内の民間企業の方々は様々な工夫努力をしているのです。と、述べられております。まさにこの文章こそ区長の区政に対する最大の問題提起であると考えますが如何でしょうか?又、今定例会冒頭の区長挨拶の中で新長期基本計画は、21世紀初頭15年間の大田区政の施策の方向を示すものとして「おおたプラン2015」と、名付け「安心輝き潤い」と、いう3つの言葉で、目指すべき姿を表しました。新しい計画を進めて行く基本姿勢は「区民との協働」です。計画は区民の皆さんと共に推進していく事を念頭に作成いたしました。と、ありますが区民との協働とは、行政に対する信頼関係を基盤に生まれるのです。即ち私の示した一つの事例だけでなく他にもあるであろう多くの事例に対して真剣に対処していってこそ、または、対処していく努力を積み重ねていく事こそ、行政の最重要課題であると考えます。

 区職員のみなさまに申し上げます。とくに区民の皆様と直接、接する部署で働く皆様に申し上げます。多くの区民の皆様は最近区役所のサービスがよくなった。窓口の接客態度がよくなった やさしくなったとの、特に高齢の方からの意見が多く、私も一議員として大変うれしく思っています。しかし、あなたがたの何気ない態度や行いが立場上、区民の方の心を深く傷つける事があるのです。どうぞ、区民にとってあなた方1人1人が「区長、西野善雄」である事を忘れないでください。

 

 だいぶ気合が入った文章になってきたのでこの辺で冷静に問題を整理して質問をします。

A)私は議員として区民の方々の代弁者として区政に関わる多くの質問をしてまいりましたが、私が提言を一番聞いていただきたいのはまず、区民の方、そして行政の幹部の方はもちろんですが、質問をしている部署の職員の皆様です。他の議員の皆さまもそうだと思いますが、自分の提言が職員の皆様に届いているのか疑問です。部課長さんの単なる報告ではなく、例えば議会を傍聴したり。TV中継を見るのは仕事中でとても無理かもしれませんが、部内の会議に議会中継のビデオを使って議員が何を提言しているのかを、その表情、その生の声を1人1人真剣に受け止めて欲しいのですが、いかがなものでしょうか?我々は、区民の皆様の生の声をお訴えしていのですから。今の現状を教えて下さい。

B)窓口業務として区民の申請行為に対して、目の前で開封して成績が足りないからダメ、いわゆる門前払いが正しい事務手続きなのかどうか教えて下さい。もし正しいのなら、後日結果を郵送するなど、相手の気持ちを配慮した事務手続きが出来ないのかお聞きしたいと思います。

C)最大の疑問は先日、担当部に問題の封筒を持って経過報告をして注意を促がしたら、その場で窓口の職員に対して注意をしていたが、肝心の怒っているお母様に対しては何の連絡もない。封筒に名前が書いてあるし、私に聞けば住所も電話もわかる。別に謝れとは言わないが事実確認の電話ぐらい入れるのが、人の道ではないでしょうか。いかがなものか?お答えを頂きたい。民間企業の感覚ではとても考えられません。相手方に何らかのアプローチが1回でもあったら私にとって心苦しい今日の質問もありませんでした。

D)職員の資質向上のための区としての方策、とくに窓口対応をどのようにしているのか、お聞かせ下さい。

 

2)商業振興について

商業振興についてお聞きします。

◎「息子が商売を継いでくれると言ってくれたんですよ」と、ニコニコ顔の洋服屋さん

◎ 「今3店舗目だが来年はもう1店舗増やしたい。商売はアイディアと努力でなんとかなるものですね」と、ディスカウント店の経営者

◎ 「商店街の活性化は結局は各個店の努力。行政にばかり頼ってはダメお互い刺激しあって 頑張りましょう」と、今私が一番注目している若手商店会会長の挨拶。

◎ 私に商店街のIT化の必要性を延々と説いたパソコン屋さんの女社長

◎ 時代の変化で価値観が多様化しているので、しかたがないが若い人の考えについていけない と、カメラ屋さん

◎ 「行政がお客様を皆様の店の前まで連れてくるわけがないでしょう。あくまでも商売は個人の努力である。」「大型店が出来たら集客をしてくれる。店の前を歩く人が多くなったら売るのは皆様個店のアイディアと努力と気合です。大型店が11時まで店を開けて、従業員教育も必死でやっているのに、7時にしめて勝負に勝ってますか?」と、言う私の商店会向けの新年の挨拶に「議員のくせに生意気だ」と、酔っ払ってしつこく絡んで来たお肉屋さん。後日私の真意が通じて友達になりましたが

◎ 中心市街地活性化の話を30分以上真剣に私に質問をして、かえって私が教えて頂いた飲み屋さん

◎ 商売はどうせダメだから皆さんせめて健康に注意して長生きしましょうと、ビックリするような逆説的挨拶をした商店会長さん

◎ 頭の下がるような努力家で常に他の商店会にアンテナを伸ばし空き店舗など、アイディアいっぱい 青年会長の豆腐屋の若旦那

 これらは、今年私がお招き頂いたいろいろな商店会の新年会での皆様の多少お酒が入っているからこそ、本音の部分での印象的なお話です。総合的な感じとしては、行政に対しての要望が物から情報に変わりつつあるな と、言うことです。宴席でありながら、私にはついて行けない、インターネット上での商売の話をして盛り上がっている若手経営者の皆様。ポツポツと高齢の方も混じっていました。数ヶ所でお会いした産業経済部長のお話もカラクチでとてもよかったと、思います。今年の新年会を見る限り大田区の商店会まだまだ元気でやる気充分だと少しホットしました。しかし、景気が悪くてそれどころではないと今年から新年会を中止した商店会が増えました。又、新年会に出て来る人はまだ恵まれた人、本当に悪い人は新年会にも出席できない。この事も厳然とした事実です。このような問題を漠然と考えていた時、手元に大田区長期基本計画 おおたプラン2015(案) 安心、輝き、潤いが手元に届きました。そして、その冒頭の部分にはショックを受けました。引用します。2015年くらしの風景 まちの姿。このエピソードは大田区に住むある一家の2015年の生活の場面を描いたものです。

◎ 登場人物は夫婦とそのその子供二人の四人家族 そして妻の両親の合わせて6人です。夫婦はお互いに人生のパートナーとして認め合い、それぞれの職業を生きがいにとしています。

◎ 子供達も将来計画を描いており、その実現のための活動を活発に行なっています。妻の両親は自立した生活を営んでおり今後とも子供夫婦に頼らずに生活することを望んでいます。「区民が支える福祉」パートナーとは、メールを交換していたので先に帰っているのは分っていた。夕食はネットで注文を受け付けている地元の商店街から食材を届けてもらったのを、調理したものらしい。と、あるが私は前回第4回定例会の一般質問で商店街振興を取り上げ、その中で商店街の衰退は大田区行政の基盤である地域の自治会運営にも重大な障害になっています。5年、10年後の大田区はいったいどうなっていくのか心配です。即ち商店街は街の核であり触れ合いの場として、重要な役割を果たしてきました。商店街は個人商店だけのものではない。少子高齢社会がより進展する中で地域において子供や高齢者を支えていく、地域を見守る目としての役割も持っています。地域社会の社会資本であり文化の創造、継承の場としての役割も大きいのです。と、強くお訴えをさせて頂きました。それが大田区のえがく15年後家族の夕食はネットで注文を受けている地元の商店街から食材を届けてもらったのを調理したものらしいなのです。さっそく文章を書いた方と電話でお話しをして、これらは案なのだから問題提起としてお互いに議論しましょうと言う点など、少しは理解出来ましたが商店街全体に対する配慮をよろしくお願いします。15年後にどおなっているかと言う様な質問をしてもしかたがないので要望と言うことで申し上げておきます。

質問します。

@ 今どこの商店街の人と話し合っても街を歩いても問題となっているのは、空き店舗対策です。統計によると、都内の3分の2にあたる商店街が空き店舗を抱えている平均の空き店舗数は3.7店舗です。商店街と福祉施設の連帯による活性化で多くの商店街に希望を与えた。足立区東和銀座商店街など成功例もあります。

◎ リサイクルのための施設や、地域サークル ボランティアの方々の活動の場として提供。

◎ お客さんのための駐輪場や会員のための共同配送、荷さばき施設として活用

◎ お客さんが気楽に立ち寄れる休憩所やイベントコーナーと合わせて商店街の活動の拠点となる「商店街事務所」開設

◎ 町の特産品やご当地ブランドの商品などのアンテナショップを誘致又は出店

◎ 新しく商売を始めたい方のためのチャレンジショップを商店街が提供し、新規借り業者を募集  など、

商店街にとって、勇気の出る東京都のチャレンジマート(商店街空き店舗対策)事業、大田区の空き店舗対策事業、補助金制度が太田区内でどのように活用されているのか具体例を上げてお答え下さい。もしあまり活用されていないとしたら、なぜなのかお答え下さい。

A単会同士が、マップや共通買い物袋など、合同する事で力を発揮できる商店会合同活性化事業補助金は、どのように活用されているか例をあげてお答え下さい。

B区長が今年の商店街の新年会に参加されて感じた事をお話ください。

 

3)防災問題について

防災問題について質問させて頂きます。

 今年1月20日土曜日「災害弱者支援を考える講習会」に参加させていただきました。自治会、町会、民生委員、消防団、消防ボランティア、PTA その他の計244人の参加で池上会館集会室も満員大盛きょうで、区民の方々の関心の高さ問題意識を直接肌で感じてまいりました。講師の東京都身体障害者団体連合会国際部部長阪本英樹氏のスライドを使った体験講演。特に区立糀谷中学校生徒によるボランティア活動報告は感動的でした。今、手元に参加者の中の約40人分のアンケートに対する回答の写しがあります。私の筆力では、この方々の生の声には、遼(はるか)に及ばないと考えましたので長くなりますが、代表的なご意見をそのまま紹介させていただきます。

◎手あげ方式はやめるべき。災害弱者支援は全員を支援することが基本的な考えである以上、おかしな制度と言わざるを得ない。名簿を区で把握しているのであれば、消防、警察、関係機関、民生委員、自治会長に公表すべきである。プライバシーの問題もあるが、人命とどちらが重みがあるか この点を考えてほしい。区、警察、消防と話し合ってほしい。

◎説明の中にあった参加することさえ出来ない弱者の事を考えることが大切。聴覚障害者が何かの方法で連絡を欲しいとの話で、障害者の立場からこの様にして欲しいとの意見が欲しかった。講師のスライドを手伝う人が居ないのがすでにバリヤー。自治会、町会の役員のみんなに障害者を特別の人と考えるのではなく、一般人として呼び掛けをして同じ仲間と地域の中で生活したい。行政は地域活動のすべてで任せているようですが、もう少し指導をなさったらいかがですか。自治会長も素人です。自治会、町会も高齢化しています。◎学校を避難所にする件、これも一般の人々を募集し、自治会、町    会だけに依頼せず、ボランティアは自ら参加することです。

◎阪本さんの話、良かったです。ただ「弱者だから助けてもらいたい」勿論わかりますが、自分達でも出来る事は是非努力してもらいたい。我々健常者も手助けは惜しまずやります」残念ですが阪本さんの話からはそういうものは、微塵も感じられませんでした。糀谷中の生徒達、頑張っていますね。防災ボランティアの一員として応援できるところは精一杯やります。頑張っていきましょう。

◎阪本さんの講演は今回初めてなのでしょうか。胸につけるマイクは用意できなかったのでしょうか。見ていて手を差し伸べたくなりました。弱者問題を考える講演なのですから、司会の方などから一言早くお座りくださいか前もってお話して座っていただいた方がよろしかったのでは、小学校から障害に触れて欲しいとの話ですが、周りを見ますと高齢な方ばかりで、お話する場所を変えないとだめなのではないでしょうか、その場所を公の方が考えた方がいい

◎スライド説明中、予算の削減は真っ先に削られるという話がありましたが、私はそんなことはないと思います。厳しい財政難の現在は、他の部門の減額も大変多いと思います。

◎現在の防災訓練には障害者と高齢者(動けない)の参加がありません。今年からでも車椅子の参加は出来るのではないでしょうか

◎自治会役員として、弱者への支援体制を早急に検討する必要性を痛感しました。現実問題として、早々にできることから着手して行きたいと思っております。

◎弱者救済のため、行政、地域社会、弱者が三位一体となり、今後きめ細かい施策を考え、且つ実行できるものから実施する必要性があると思います。

◎私どもの町会に帰って、この話を生かして計画を練り直さなくてはならないと思いました。

◎今後、防災訓練に障害者、高齢者を含めたものにしていきたいと思う。町内会の障害者の把握ができずにいます。いろいろな方法で行っていますが、全部網羅できません。

◎災害時に身障者その他、災害弱者となる人達についての問題点がよく分りました。生命を守るためには区の基本方針である「手あげ方式」を1歩進めて、情報の整理を行っていくべきと考えます。よろしくご検討ください。

◎消防ボランティアの活動、研修の中でいつも災害弱者をどのように把握して、支援はどうしたらいいのかを考えてきました。本日のお話を聞いて、今後の活動の方向が見えてきました。地域においてもネットワーク作りが大切と思いますので、自治会の防災対策委員会の活動の1つとして支援のことを考えていきたい。

◎初めて災害弱者支援ということを考える機会を待ちました。これから地域内での声かけや支援を頭に入れて周りに気配りをしていけたらいいと想いました。また、中学校の中でボランティアに積極的に関わっている学校があることも知り、とてもうれしく、その輪が広がることを願います。

◎いつ、どこで、事故、災害にあうかわからず、誰もが災害弱者となる可能性がある。弱者を支援するには、何といってもする側、される側双方の充分な交流、意志の疎通が必要と考えます。老齢施設、養護施設を小学校、中学校、幼稚園等に併設して日常的な交流を計るべきではないのか。

◎健康故に気付かないあれこれを再確認する事の大切さをひしひしと感じられる話、スライドわかりやすくてリアルで良かった。きめ細かいネットワーク作りをまず自分の周りからでもPRしたいものと強く感じた。我が町会も昨年から弱者の名簿作りから立ち上げているので、今日の話は大変参考になりました。

◎障害者が障害者又は老人が老人を助けているという現実を聞き、驚いているとともに、確かに子供たちにも目を向けさせたいと思いました。行政に対してお願いすることはたくさんあると思います。学校に持ち帰り、話をしたいと思います。

◎私達が普段気付かない事が、障害者にとってとても大きな障害になっていると改めて気付かされた気がします。当事者を入れない企画は意味がないとありましたが、真にそのとおりだと思います。これからの建設物、施設等建造する時、障害者の意見を含めて企画したいと思います。中学生は体験が一番。体験したことをベースに、いろいろなことを吸収できるようになって行けると思います。このような場での発表体験も彼らにとって大きな勉強となることでしょう。

◎障害をお持ちの皆さんは我々健康な者には計り知れない数々の不安があるということが分りました。一刻も早く少しづつでも不安を取り除いてあげてください。私も高齢者の中に入っていますが、全然考えが足りなかったことを反省します。

◎健常者と災害弱者と交流について、町会にも意識づけるべく今日の講演を持ち帰ります。

 以上、問題意識に溢れた素晴らしい回答ばかりです。早急に2回目、3回目の勉強会を行って1日も早く具体的にどこの町会で何をどのようにするのか、行政を含めた回答を出していかなければならないと思います。

(「弱者だから助けてもらいたい」勿論わかりますが自分達でも出来る事は、是非努力してもらいたい。「我々健常者も手助けは惜しまずやります。」)と、言うご意見がございました。大きな問題提起として私自身勉強させて頂きたいと思います。  質問します

@「災害弱者支援を考える講習会」に対する私の意見を述べさせて頂きましたが、行政としての総括を聞かせてください。

A災害弱者に対する支援、自治会、町会は211町会中11町会(最近1町会増えたそうです。)が、現状です。

支援組織を立ち上げた11町会以外に住む弱者の方はどこに向かって手をあげるのか、お答えください?

私にとって何回目の同じ質問になるのかわかりませんが、生命にかかわる問題なのです。行政が一生懸命にやっているのも知っていますが、支援自治会、町会の立ち上げがいつまでに全て終わる予定なのか?その見通しを、聞かせてください。

今回の災害弱者講習会に出席して感じた事は、自治会、町会にとって災害弱者問題は防災問題だけに限らず、地域全体の大きな問題になるので、非常に関心が高いという事です。

今こそ、区民の皆様と行政の「協働」が、必要なのです。

B自治会・町会訓練関係

休日訓練出向(土、日)::1ヶ所平均3時間の従事

49ヶ所  延べ55人

  行事関係

フェスタ(土、日) 9:00〜16:00

2日間  延べ13人

市民消火隊ポンプ操法発表会(日) 7:00〜13:00

2回   延べ18人

学校避難所運営協議会関係

夜間の会議出席  14回 (校) 延べ15人

昼間の会議出席   5回 (校) 延べ6人

学校備蓄倉庫維持管理関係

備蓄食糧等の入替(乾パン、クラッカー、飲量水)

 91校  3日間  延べ15人

災害出勤関係

事故災害による休日出勤  1回5人

 これは、私がかなり苦労して調べた大田区防災課職員が平成12年10月に日常業務以外にどのくらい、働いたかを示す業務実績です。多少の間違いはあっても、大筋では正しいはずです。9月・10月は町会の防災訓練なども集中して、特に忙しい様ですがそれにしても16名の防災課職員は身体的にも、精神的にも大丈夫なのでしょうか?土木課、出張所との共働など横の繋がりもかなり進んでいるようですが又、忙しいのは防災課だけではないと怒られそうですが、来るべき震災に備えての学校避難所、運営協議会の早期立ち上げ、災害弱者支援 町会自治会の早期立ち上げなどなど、いざと言う時までに、間に合うのでしょうか?今こそ集中的な組織同士の、横のつながりによるプロジェクト、そして何よりも、1日も早く、が必要なのでは、ないでしょうか?お答え願います。

 

4)大田文化の森について

「大田文化の森」についてお聞きします。

◎ようやく、全容を表し始めた「大田文化の森」に対して地元住民は、期待と不安の入り混じった、複雑な心境で今年11月の落成を待っております。「区民自らが自主的に区政に参加し」「区民自らが学び、演じ交流できる施設」「本施設の管理は施設運営の一体性や施設管理のノウハウ等の観点から、財団法人大田区文化振興協会に委託しその範囲は、施設管理を原則とする」と、新しい21世紀型の施設になりそうな予感がしますが。私も、今までの経緯からして集客力のある、素晴らしい施設になるように地元の皆様と共に力の限り頑張ってまいります。質問します

@ 今の時点での予想は難しいと思いますが、施設全体の常駐のアルバイトも含めた職員の数は、何人ぐらいになるか?イベントなどで大きな差が出来ると思うが1日だいたい何人ぐらいの利用者を想定しているのか?地元の最も心配している事なのでお答え下さい。

A 2月7日に公募委員8人、区長指名委員7名 計15人で運営協議会が希望に溢れる発足したそうですが、現時点での活動内容をお知らせ下さい。

◎ なお、この項は機会ある度に質問していきますのでよろしくお願いします。

これにて全ての質問を終わらせて頂きます。

 最後に先日ある区の幹部の方に「荒木さん 一つだけ質問をしたい、本庁舎移転には今でも反対ですか?」と、真剣に聞かれ無礼を承知で返事もしませんでした。失礼いたしました。斎藤助役「大田文化の森」を、区民の皆様全体の力で立派に立ち上げた時、胸を張ってお答えいたします。私も頑張ります。

 ご静聴ありがとうございました。

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